日本音楽著作権協会(JASRAC)は、ポッドキャスティングなどダウンロード型の音楽番組で楽曲を利用する際の著作権料率を決め、6月から運用を始めた。1番組・1ダウンロードあたりで課金する新体系である。
以前は、JASRACが管理する音楽を含んだコンテンツをダウンロード配信する場合は、音楽配信と同様、1曲・1ダウンロードあたり5.5円〜7.7円程度の利用料金が必要であった。
JASRACが今回新たに設定した、「1番組あたり」の料率だと、複数楽曲を使った番組を、従来よりも安価な料率で作れるようになる。例えば、再生期限がなく、広告や利用料収入がない場合は「5.5円、または2.7円×曲数のいずれか多い額」にダウンロード数を乗じた額が著作権料となる。
このシステムは、厳しい再生制限がかかるほど料率が下がる仕組みで、楽曲数にかかわらず一定金額というケースも考えられる。
従来は1番組内で複数の楽曲を使用するとコストが跳ね上がるため、事業者の多くはJASRAC管理楽曲を含むポッドキャスト番組の配信に消極的であった。
しかし今回の改正により、複数楽曲をつかった音楽番組が作りやすくなり、総合音楽コンテンツの制作が、事業者にとって生き残りのカギである。

